2020年5月、ウチのサークルで一番売れました!
2020年5月の売上は48,920円(アフィ入れると50,674円)です
うん、売れたな、びっくりするぐらい売れた
こんなにすごいの初めてだよ…
過去の記録と比較してみました!
DLサイトの過去の売上をご紹介します
年 | 利益 |
2017年 | 34,059円 |
2018年 | 43,234円 |
2019年 | 25,741円 |
えー、あれー? おかしいな、本当に?
2017年と2019年を足し合わせても…2020年5月に届かないの?
一か月で、一年の利益を出せてしまうの?
えー、あれ、ほんとに待って
ちょっと、この部屋、空気が足りてませんねえ…
うん、深呼吸しても足りないですね
え、ちょっと待って…本当に待って、確認させて
俺、売上はメモしてただけでちゃんと分析(確認)してなかった
だから、過去の売上実績も含めて確認します
長編ファンタジーノベルゲームの今までの売上確認
比較するときは『ちゃんと単位をそろえる』ってね…
耳にタコなぐらいに言われましたがね…
ごめんなさい、俺は売上本数しか把握してないのです
そして、これよりも過去の売上本数は書いたノートが行方不明というね
(2003年から同人してるのに過去データが見当たらないの恥ずかしい…orz)
分かってる範囲で分析します
・コミケの売上
コミケ | 1章 | 2章 | 3章 | 4章 | 5章 | 6章 |
2013夏 | 25 | 8 | 8 | 0 | 0 | 0 |
2013冬 | 40 | 9 | 16 | 0 | 0 | 0 |
2014夏 | 落選 | |||||
2014冬 | 30 | 8 | 16 | 32 | 0 | 0 |
2015夏 | 11 | 4 | 7 | 8 | 23 | 0 |
2015冬 | 13 | 2 | 4 | 4 | 8 | 0 |
2016夏 | 落選 | |||||
2016冬 | 10 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 |
2017夏 | 落選 | |||||
2017冬 | 16 | 6 | 8 | 8 | 7 | 0 |
2018夏 | 8 | 3 | 4 | 3 | 3 | 17 |
2018冬 | 13 | 5 | 5 | 4 | 2 | 9 |
2019夏 | 9 | 3 | 3 | 1 | 2 | 4 |
2019冬 | 10 | 5 | 4 | 3 | 3 | 4 |
小計 | 185 | 53 | 76 | 63 | 50 | 34 |
うん、一覧表で書くのは3流ですね
折れ線グラフにします
ああ、折れるぞ…
グラフのおかげで俺の心まで折れてしまうぞ…
はい、年が進むにつれて、めっちゃ売上下がってますね
・ネット(DL販売)の売上
ネット | 1章 | 2章 | 3章 | 4章 | 5章 | 6章 |
DLsite | 159 | 86 | 119 | 81 | 51 | 27 |
DMM | 3 | 2 | 2 | 3 | 1 | 0 |
小計 | 162 | 88 | 121 | 84 | 52 | 27 |
見事な右肩下がりだ!!
あぁ…と思わずため息をつきたくなってしまうやーつ!!
総計 | 1章 | 2章 | 3章 | 4章 | 5章 | 6章 |
コミケ | 185 | 53 | 76 | 63 | 50 | 34 |
ネット | 162 | 88 | 121 | 84 | 52 | 27 |
合計 | 347 | 141 | 197 | 147 | 102 | 61 |
シリーズ累計は995本
これより前にも販売してたので、おそらく1100~1200本ぐらいかと思います(雑
なんだよ、けっこう売れてるんじゃねえか…
きっと、5月に音声作品を発売しないで見たらそう思ったでしょう
でもね、俺が気になった場所は違うんです
6章の発売本数合計:61本
音声作品の本数:67本
2018年8月12日に発売したvol.06のコミケ+DLの売上本数が61本
2020年5月4日に発売した18禁音声のDL売上本数が67本(2020/6/21現在で80本)
もうね、発売本数は逆転してしまったのです
発売1か月でね
約2年前に出したノベルゲーの新作に勝ってしまったのです
いやあ、まいったねこりゃ
はい、衝撃でした
- 2003年からあれこれ直して作り続けた長編ノベルゲーム
- 2019年に企画して作業時間は十分の一以下の音声作品
これで決戦してね、軍配があがってしまったのです
雌雄は決してしまったのです(やだぁ…メス堕ちしちゃう…)
マジか…
そうか、マジか…
どっちがお客さんに求められているのか、分からされてしまったのですね
だからね、長編ファンタジーノベルゲームが本当に望まれているのか、悩んでしまう
本当にこのままでいいの?
もっと求められていることがあるんじゃないの?
そういう思考も出てきてしまうんですよね、この結果を見ていると…ね
長編ノベルゲームの反省点&弱点
ただね、これは俺にとって、分かりやすい一側面を切り取っただけです
長編のファンタジーノベルゲーム VS 音声作品は、簡単に比較できない
なぜなら、長編ファンタジーノベルゲーというジャンルがダメなんじゃない
俺がダメな部分もたくさんある
それに、俺はジャンルをけなしたりおとしめたいわけじゃないから
即売会に新刊なしで参加を続けていること(制作に時間が掛かりすぎ)
基本にして秘奥義…的な根本原因がこれ
いや、毎年新刊を持っていけたらいいんでしょうけどね
俺の力じゃ無理なんですよ、毎日書いたとしても1~2年になってしまう
それじゃダメなのはわかっているけれども「品質ガー」とか「イイモノヲー」とか
そういう自分勝手な思いを叫んで改善しませんでした
お客さんが離れていくのも当然だし身の丈にあってないのですよね
それに加えて、お客さんもずっとゲームをプレイし続けるわけではありませんしね
そもそも、俺のゲームを買ってたこと自体忘れてる方だってたくさんいると思います
前に小説家になろうにDAGGERを投稿したことがあるんです
ここで読んでくれて、懐かしいと言ってくれたときに…
すごい嬉しかったとともに申し訳なかったんですよね
ああ、俺がもっと早く作れたらこの人たちをもっと満足させられたのに…って
1話を読んだ人が全員2話を読むわけではないこと(ファンの先細り)
ラノベでもマンガでもそうですが、一巻が一番売れます
(当たり前ですよね、2巻とか10巻とか、間から読む人はいません)
そして、途中で離脱する人は絶対に出てきます
シリーズものをやるうえで一番の問題点であり、俺が解消できなかったことです
どうあがいてもね、1章よりもプレイヤーが増えることはない
それがvol.06まで続いていて、次に作るのはvol.07ですよ
振り落とされないでついてきてくれるファンがいることに感謝しなければです
ただ、やっぱり、俺は失敗したのかなと思うところは大きいですね
人の興味を引けずに生産能力も追いつかなかったというのは認めなくてはと思います
俺はどうしたいか? ファンを増やしたい
DAGGER vol.07の発売までに、ありとあらゆる、考えられる対策はします
売れるように努力するっていうのは、俺の出来る限りで全部やります
で、せっかくだし最終章を買って楽しむかという人を増やしたい
それが俺の目標&やりたいことです
それと、もう一つ
音声作品はもう1個か2個は絶対に作る
現状と並行してでも必ず作る
これも一つのチャンスなのだとしたら、それを逃さずに行く
俺は欲張りにいくんだ
裏話(売れなければノベルゲーム制作辞めるって書く予定でした)
このブログ記事を最初に書き出したときは
「vol.07が販売から一年で300本売れなければ新しくノベルゲームを作るのを辞めます」でした
- 音声作品を主流にするのか
- ラノベの新人賞応募に専念するのか
- ブログに専念するのか
どれにするかはわからないけど…
もうノベルゲーム作らないでもいいかと思いました
俺はね、たくさんの人に楽しんでもらいたいのです
ノベルゲームじゃないとイヤってわけじゃないし媒体にはこだわらない
むしろ、小説や文字を読むのはアレルギーって人もいるし…
あんまり文章だけにこだわるのもよくないかなって思ってるところもあります
なので、長編ノベルゲームを手に取ってもらえる可能性が低いなら、終わりにしようと本気で考えてました
俺はたくさんの人に読んで楽しんでもらえると思って長編にした
でも、待たせすぎて人が離れるならそれは俺の本意じゃない
俺は筆が遅いし作業依頼にも時間が掛かる
完成までには途方もない労力が掛かる
シリーズもので先細りが当たりまえになるなら、長編ノベルゲーは失敗だと認めるべき
でもね、一個だけ胸張っていえると思う
俺が長編ノベルゲームの連作として作り上げたものは、きちんと届いたと思う
一作だけ作ったものに比べて、深く深くファンの方には楽しんでいただけたと思う
それは嬉しいし、そのことにはたくさんの感謝をささげたい
本当にありがとうございます
ただ、いくつか迷ってる部分はあります
問題1つ目:評価の低下について
vol.04『銀環の誓い』以降の★評価は確実に下がっているのも迷いの一つではあります
待たせ過ぎたのが問題か
シナリオがダメだったのか
他に何か理由があるのか
★2とか★3があると
今までのシリーズを買っていた人が、満足できなかったという言葉なのだろうな
どうすればいいかな、と本気で悩むのですよね
書き直すか…とも本気で考えました
(事実、まだ貴人の矜持はラストの戦闘あたりを書き直すか自分の中で迷ってます)
問題2つ目:赤字商売の継続について
持ち出しで全てをまかなう赤字商売もそろそろ難しくなってきました
ずっと赤字だけだとね、いつかは立ち行かなくなるから…
はい、そして、もっと正直に言わせてもらうならね
一か月で67本売れた音声作品 VS 2年間で61本の長編ノベルゲームの長編
分かった瞬間には、未完のままで投げ出そうかと思うぐらいには辛かった
でもさ、それは全部俺のせいだ
作ってるゲームを投げ出したいわけじゃない
それにね、俺はノベルゲームを作りたくないわけじゃない
DAGGERを作りたくないわけじゃない
もっとたくさんの人に遊んでほしかった
結果として積み上げられて、赤字じゃなく次につなげられるようにしたかった
でも、それがちゃんとできなくて、うまくできなくて、ふてくされてるんです
しかも、ちょっとうまく行きそうなものが見えてしまったから余計にね…
精神的にぐらついたものがあるんです
ただ、必死に作るだけじゃなく、必死に売ろうと思う
お客さんの目線に立って、必要なことを考えようと思う
交流した中で印象に残ったお言葉を使わせていただきます
成した事を認め、次に繋げるチャンスを頂けたというのは作り手としてとても嬉しいものですね!
サイトが丁度サーバーアップデート中でご面倒&宣伝みたいな感じで申し訳ないのですがこちらをご覧頂ければ幸いです! https://t.co/DhqutmAs9V
— みやぞう@冬コミ新刊委託中 (@miyazo) 2020年5月9日
成した事を認め、次に繋げるチャンスを頂けた
これ、とても大事なことなんですよね、実際
それがなければ、今後もずっとチャンスを自分で作り出さなきゃいけない
息が止まったら終わってしまうというのは、続けるうえでは難しいことなので
今後の目標、累計販売数を増やすために何ができるか?
子供は覚えたての言葉を使いたがる…っていうけど、俺も似たようなものです
目標を立てたいし、それの達成に向かって進捗を報告したい
では、まず…目標と期限をどうするか?
2020年内に累計本数を100本増やしたい
さしあたっての目標は6月に10本の売上を増やしたい…と思って動いてます
(結果報告はまた別途します)
で、売上をあげるためにやれることは何があるか?
- フォロー&RTキャンペーンで第一章のギフト券プレゼント
- ゲームの設定資料集みたいな話をツイッターでやる
- 本編を出すまでに短編をいくつか出す
- 制作日記を充実させる
ぱっと考えただけでも、これだけある
もっともっと、やれることはあるはず
やれることをやらないで終わらせてしまったら…
たぶん俺は本当にノベルゲームをもういいや…と思ってしまいそうだから
だから、自分の頭で考えて、やれることはやっていこうと思います
よろしければ、今後ともお付き合いください
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